スチームクリーナー×ナチュラル洗剤でエコ掃除(4)セスキ炭酸ソーダとは?
[エコ掃除, ナチュラル洗剤]
水だけで掃除をするスチームクリーナーは、究極のエコ掃除ですね。エコな洗剤であるナチュラル洗剤との相性はバッチリです。
ナチュラル洗剤と言えば、重曹とクエン酸が有名です。実は他にもあります。重曹よりも強力なのがセスキ炭酸ソーダです。
今回は、セスキ炭酸ソーダについてお話し致します。
油汚れに強い
皮脂や油汚れは酸性の汚れです。酸性の汚れにはアルカリ性の重曹です。
重曹よりもアルカリ度が強ければ、重曹よりも酸性の油汚れに強いことになります。重曹よりもアルカリ度が強いナチュラル洗剤の一つがセスキ炭酸ソーダです。
つまり、重曹よりもセスキ炭酸ソーダの方が油汚れに強いのです。
重曹との違い
したがって、重曹との大きな違いは、油汚れに対し重曹よりも洗浄力があるということになります。
もう1つ違いがあります。それは、重曹よりもセスキ炭酸ソーダのほうが水に溶けやすいという性質があります。
この違いは重曹とセスキ炭酸ソーダの使い方の違いにも影響を与えます。
例えば、研磨作用です。
重曹は溶けにくいので、研磨作用で掃除できます。一方、セスキ炭酸ソーダは溶けやすいので、研磨作用で掃除できないです。しかし、水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダは、水で薄めスプレー溶液を作るとき十分に溶けてくれるので簡単に作れます。重曹でスプレー溶液を作ると白い粒がどうしても残ります。
つまり、セスキ炭酸ソーダはスプレーなどで使ったり、ゴシゴシ磨かない油汚れに最適だと言うことです。ゴシゴシ磨く場合には重曹粉の研磨作用が良いでしょう。
要注意
重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性のナチュラル洗剤全般の注意事項です。
畳やアルミなどでは使えない。ということです。使えないと言うかシミができます。
木などに使ってもシミになることがあります。特別なコーディングをしている場合があるので、問題ないケースも多いですが、使う前は目立たない箇所で試して見ることをお勧めします。私の自宅のフローリングでは全く問題はないです。
おススメの使い方
おススメの使い方は、
- キッチンなどの油汚れ
- 洗濯の前洗い/前処理に
- 家具やドアノブなどの脂汚れに
などです。
重曹と用途は被ります。違いは、研磨作用がないのでゴシゴシ洗いには弱いです。ゴシゴシ洗いが必要な焦げ付きなどは重曹に任せましょう。
どちらか一方だけといよりも、ゴシゴシで重曹で磨いた後にセスキ炭酸ソーダを使ったり、ゴシゴシする前にセスキ炭酸ソーダを使ったりするのも良いでしょう。
このときこれらの威力をサポートするのがスチームクリーナーです。汚れを浮かしてくれます。重曹などのパワーを倍増してくれます。
最後に
今回は、セスキ炭酸ソーダについてお話し致しました。
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ度が強いので、油汚れなどに対する洗浄力が強いです。
しかし、研磨作用がありません。水に溶けやすいからです。水に溶けやすいので使いやすいのがメリットです。スプレーが作りやすいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。